小学校プログラミング教育に係る連携協力
- kosen-kumamoto
- 2019年11月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年2月2日
熊本高専と菊池市は、「小学校プログラミング教育に係る連携協力に関する協定」を締結しています。この協定は、文部科学省学習指導要領の改訂により、小学校において2020年度からプログラミング教育が必修化されることを踏まえ、小学校プログラミング教育に関する授業開発や教育を担う人材の指導力向上等を連携し推進していくものです。
2019年度は、熊本高専の電子情報通信系技術分野の強みを活かし、
・教材、指導案の作成
・小学校教員対象プログラミング教育研修会への講師派遣
・高専が主催するプログラミング講座等への小学校教員および児童の参加
・小学校プログラミング教育に係る相互情報提供
に取り組んでいます。
小学校プログラミング教育は基本的に各学校で指導計画(カリキュラムマネジメント)を立て実施することになっていますが、小学校現場の実状(新教科ではない、道徳の教科化、外国語の導入、時数確保の限界)を考慮した土台作りが必要となります。その中で、熊本高専では、教育委員会でコアカリキュラム(モデルプラン)を策定するための協力をしています。
・プログラミング教育全体計画および年間指導計画
・各学年指導案(進め方が分かるもの)
・各学年Scratchデータ(ベースとなるもの)
・プレゼンデータ、ワークシート(授業で使用するもの)
教員研修会
菊池市内全小学校で、全教員を対象とする研修会を行いました。
・プログラミング教育とは?
・Scratchの基本操作体験

コア教材の開発
以下の条件のもとで、コア教材を開発しました。
【条件】
(1)無料
(2)教科書とマッチング⇒時数増は行わない
(3)1~2年生はViscuit、3~6年生はScratch
(4)「未来の学びコンソーシアム」をベースに
(5)各担任がすぐに使用できる教材を揃える
(6)「体感」→「使う」→「作る」の流れ
〇1、2年生 プログラミングを「体感する」
~Viscuitを活用した図工~
〇3、4年生 プログラミングを「使ってみる」
~完成したScratchソフト~
3年音楽 くりかえしや変化を使って、まとまりのあるリズムをつくりましょう。

4年社会 都道府県の特産品

〇5、6年生 プログラミングを「使ってみる」
~Scratchを操作する~
5年算数 正多角形の作図

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